「子供のために夫婦喧嘩や離婚は避けたい」
「高齢の両親に、いまさら離婚や家庭内不和を見せるのは気の毒だ」
穏便に浮気・不倫を収束させられる我々「別れさせ屋」は、このような方のためにこそ日々業務に励んでおります。ただ、罪悪感や工作成功後の生活に対する不安が障害となり、別れさせ依頼に踏み切れない人がいるのも事実です。穏やかに生活さえ出来ればいい。その考えは、周囲に深刻な悪影響をもたらす可能性すらあります。
夫婦の不和・一方の裏切り行為の継続がもたらす悪影響について、最新の研究や統計で分かっている事実をお伝えします。
仮面夫婦・両親の不仲は子供の脳を委縮させる
教育関係者の間で、子供が不健康になってしまう養育方法のことを指す「チャイルド・マルトリートメント」という言葉が認知され始めています。
虐待(育児放棄や暴力・暴言)が該当するのは勿論のことですが、両親の不仲についても厳しく指摘されています。
- 仮面夫婦
- 生活リズムや習慣が全く違う夫婦
- 一方に明らかに愛人の陰があるのに、まったくそれを指摘しない態度
これらはいずれも、どんなに子どもに見せまいとしても、気配や観察で嗅ぎ取られてしまいます。子供が言葉とともに最初に習得するのは、世間一般に知られる「倫理観」「善悪の違い」です。これにより、不適切な関係を容認する片親に対して、強い不満や反抗心を抱きながら生活することになります。
幼少期にこのような負の感情を抱き続けることで、長期記憶や意欲・計画性を司る前頭葉が疲弊し、委縮してしまうことが研究で分かっています。
前頭葉が委縮した子供のリスク
前頭葉の機能は、ひいてはコミュニケーション能力・ストレスへの耐性・集中力や学習意欲と直結しています。統合失調症の罹患率との関係が指摘されているのも見逃せません。脳萎縮を起こした子供には、次のような症状が見られます。
- 多動傾向
- 自罰的・内向的な傾向
- 運動能力の低下
- お酒やタバコへの過度の依存
脳は29歳まで成長するとされていますが、一旦委縮してしまった脳を元通りの大きさに戻すことは困難です。両親の不仲というエピソードが、子供の思考パターンや行動の源流となってしまうことも見逃せません。さらに、家族を巡ってはもっと現実的な問題もあります。
愛人の子にも相続権が認められる
家族の1人が死亡した場合、3親等以内に相続権が認められます。非嫡出子(未婚で生んだ子供や愛人の子供)にも相続権があることはご存知でしょうか。
「非嫡出子の相続分は嫡出子の半分」と民法に但し書きがあるものの、この法律は憲法に反するとして裁判所に否定されたことがあります。現状の日本では愛人の子の権利が向上しており、さらには事実婚・長年の恋愛関係にある二人の法的関係も整備しようとする動きがあります。早急に配偶者の愛人問題を処理しなければ、ご相談者様だけではなく子・孫にいたるまで遺恨を残すのです。
そればかりか「自分たちの子孫に幸せになってほしい」と願うご両親の気持ちも、回りまわって踏みにじることになりかねません。夫や妻の不貞行為に対しては、別れさせる・見切りをつけるのいずれかの収束に向かって、一刻も早くアクションを起こすべき問題だと考えております。
本人のためにも「別れさせ」は必要である
「不倫や浮気ではクビにならない」そういった情報がネット上に存在しますが、正しいとは言い切れません。
不貞行為禁止という社則を掲げる企業は確かに少なく、社内恋愛禁止という規定すら珍しいものになりつつあります。しかし、不倫や浮気が原因で社内の人間に煙たく思われている・ましてや業務に支障が出ているといった場合は、別問題です。
パートナーの上司が状況を把握している場合、配置換えや左遷といった処分をするのが自然です。最悪の場合、業務に影響しているとして退職勧告されかねません。
目標やこれまで積み上げてきたキャリアを失うことで最も大きなダメージを受けるのは、やはり本人なのです。配偶者が失業・減給・あるいは自ら退職することで、ご相談者様とお子様の生活にも影響があることは言うまでもありません。
別れさせることは、ご相談者様の身勝手な都合によるものではない。本人とその周囲にとって最良の方法である。
私はそう確信しています。
説得は禁物。まずは1対1の状態になってから
ここで述べてきたことを問題のパートナーに懇々と諭しても、意味を成しません。
婚外恋愛は理屈ではなく、どちらかといえば生理的な本能に従って進んでいます。相手は理解しようとしていますが、愛人と得られる快楽・ときめきが阻んで正常に思考できていません。本人の身の振り方や家族と向き合うのは、厄介な人物を取り除いてからとなります。
我々に相談に来られる時点で、ご自身の感情が配偶者への愛なのかどうか分からなくなっているかたは珍しくありません。
しかしご安心ください。結婚生活が長くなると、現実的な側面を重視するのは当然のことです。調査・工作の過程で、ゆっくりと感情を整理してパートナーと1対1で向き合う準備をしていきましょう。