こんにちは!別れさせ屋社長・齋藤です。
依存症・恋愛・人間関係の構築・目標の達成―これらの行動にはすべて「報酬系」が関与していることをご存知ですか?
行動心理学の基礎理論であり、弊社でも特に研究を進めている分野です。今回は、別れさせ屋テクニックとして我々が用いる「人が恋愛を続けてしまう理由&その解消方法」について紹介しています。
報酬系とは
報酬系とは、喜び・快感・幸福感をつかさどる神経システム(脳の仕組み)を指します。
その機能は広範に及んでおり、お酒やタバコ等の嗜好品を続けてしまう作用を「嗜癖」・浮気または不倫にハマってしまう心理現象を「身体的依存」と「精神的依存」に分類するなどして、研究が進められています。
恋愛関係において、報酬系は次のように作用します。
報酬系の作用種類 | 恋愛への作用 |
誘因行動 | 恋愛に発展するきっかけとなる行動。
魅力的な動作・容姿など |
古典的条件付け | パートナーとのコミュニケーションのなかで「こんなことをしてあげると相手は好感をもってくれる」という条件を発見すること |
強化 | 互いに好感が持てる行動を繰り返し行うこと |
精神的依存 | 一緒にいること・コミュニケーションをとることそのものへの依存 |
身体的依存 | セックスの快感に対する依存 |
恋愛は「その当事者なりの考え方がある」と見られがちですが、実際にはこれら動物的本能とも言える脳作用に縛られていることがほとんどです。
別れさせ屋の工作では、このような報酬系の作用を利用した働きかけにより、ターゲットの解消を実現しています。
誘因行動で信頼を勝ち取る
別れさせ工作は、工作員がターゲットから信頼を勝ち取ることが第一です。その際にテクニックとして活用するのが、報酬系の作用のひとつである「誘因行動」です。
どんな行動がターゲットに「この人物(=工作員)は信頼できる」と想起させるのか、それはケースごとに全く異なります。事前調査で日常の所作や経歴を徹底調査し、分析を行わなければなりません。状況がはっきりしている場合でも工作にすぐとりかかることはなく、必ず調査を実施する理由は、こうしたところにあります。
カップルの接触機会を減少させる
恋慕の情というものは、会う回数に合わせて深まるものです。古典的条件付け・強化といった報酬系の作用が働き、本能的に「カップルが一緒にいること=快感だ」と感じてしまうからです。
裏を返せば、単純にカップルの接触機会を減らすことで、恋愛感情を減少させることが出来ます。
別れさせ屋が最も難しいと感じるポイントはここです。恋慕の情=依存が発生している状態で無理やりデート回数を減らさせると、強い反発に合います。直接的に「あまり会わないほうがいいよ」と告げることは、当然出来ません。
そこで、新しい刺激を用意します。
- 工作員との会話を「自分に合う楽しいコミュニケーションだ」と感じさせる
- 新しい趣味やスポーツ活動を「自分に欠かせないもの」と感じさせる
- 工作員との出会いを「珍しい貴重な体験だ」と感じさせる
こうしたテクニックを組み合わせることで、カップルの関係変化ではなく別のきっかけによって、デート回数が減少します。
精神的・身体的依存を断つ
恋愛には、大なり小なり依存関係が含まれます。
「パートナーがよく話を聞いてくれる」「刺激的な性交渉が出来る」といったものです。元に戻ることのない完全な別れを演出するために、この依存を断たなければなりません。
工作員は、こうした依存の原因となるものを事前に把握して行動しています。例えば、次のようなものです。
- 家庭環境・経歴が原因となっている渇望。
- ターゲットが「ここから逃避したい」と願っている現実的状況。
- 知的レベル・精神の発達レベル
- 社会的ステータス
これらの事前知識をもとにターゲットの欲望をコントロールすることで、ターゲット自身の判断力だけで「別れるべきだ」と確信させることが可能です。
恋愛・浮気に「明確な理由」はない
恋愛継続に「相手のここが好き」といった根本的理由はない。動物的本能によるものである。
別れさせ屋を率いて数多のケースを分析したなかで、私はそう思っています。
しかし、別れさせたいと願うご相談者様はどうでしょうか。
そこには考え抜かれた結論があり、意志と勇気が存在します。我々による別れさせ工作には、この点を重く見て「ご相談者様の出した結論と勇気を大切にしたい」という想いが込められています。
別れさせ工作は、決して「ターゲットの意志を強引に曲げること」ではありません。正しい判断力を取り戻してもらい、ご相談者様の危惧されること・願いや愛情を感じ取ってもらうためのプロセスです。
これ以上辛い思いをする必要はありません。ご相談をお待ちしています。