別れさせ屋の社長・斎藤です。

「今あの二人を別れさせても、職場や元同級生に悪い友達がいる。そそのかされて、また別の人と浮気されてしまうかも」

このような訴えを聞くことがあります。

呆れることに、同性の友人の影響で浮気を始めてしまう人が少なからず存在します。こうした場合、浮気や不倫の関係を解消させるだけに留まりません。人間関係そのものも不適切だと自覚させて、本人が自分の意思で距離をとるように誘導する必要があります。同性にそそのかされて・あるいは影響を受けて不適切な関係を始めてしまう人には、どんな心理や背景事情があるのか。別れさせ屋として対応していたケースと共に、対応方法やアドバイスを紹介します。

 

浮気や不倫を「応援」する友人関係

浮気や不倫を「応援」する友人関係男女問わず、同性間のコミュニティで性的な話題が出ることは珍しくありません。必ずしも「話題のひとつ」に留まるわけではないということも、念頭に置く必要があります。

例えば男性同士のコミュニティだと、友達同士誘い合わせて風俗店に行くといった楽しみ方があります。昭和~平成期に話題になった風俗店接待も未だ存在しますし、いわゆる”体育会系”の職場やサークルでは、性的な目的で女性を紹介するといった因習が今でも残っています。罪悪感が希薄であるゆえに愛人のいるメンバーが多数いる・だからパートナーがいる人にもお構いなしで浮気を奨める、という場合が往々にしてあることも、注意が必要です。

女性社会でも、特定のパートナーのいない男性をコミュニティに接近させて「縁結びをしよう」とするお節介なメンバーがいることは、珍しくありません。女性のほうが不適切な交際関係には敏感ですが、友人を諫めもせず浮気や不倫を茶化すような性格の人も存在します。

 

「同性間の嫉妬・競争心」が浮気・不倫を助長することも

「同性間の嫉妬・競争心」が浮気・不倫を助長することもここまで紹介してきたのは、どちらかといえば周囲からの押し付け・強引な誘いに乗って不貞に走っているケースです。厄介なのは、モテる友人・独身の友人の華やかな生活に憧れて、自発的に浮気や不倫を始めてしまう人です。若い男女に比較的多く、友人関係を重視する一見内向的な人に多いのが特徴です。こういった人の最大の問題は、自尊心が低すぎることです。

未婚・既婚が入り混じる同性間の友人関係だと、愛人や恋人の自慢が多く・それを武器に友人より優位な立場にいようとする人物が必ずといっていいほど出現する。自尊心の低い人ほど権威に弱く、性的に逸脱している人物がグループの中心であった場合、彼らの行動が誤りであると断じることが出来ません。むしろ積極的に真似てしまい、あわよくば「自分のほうがモテる・華やかな生活を送っている」とアピールしたい気持ちが起こるのです。

端的には「嫉妬・競争心」と言えます。

 

なんとも稚拙な心理・背景事情ですが、この状況は深刻です。ご相談時に存在する不倫や浮気関係は「別れさせ屋」で解消できたとしても、その後すぐに新しい関係を結んでしまう可能性が高いためです。悪質なそそのかしを行う・浮気性でだらしない人物が中心にいるコミュニティとは、きっぱりと別れる必要があります。

 

「浮気や不倫を助長する悪い友達」からも別れさせるには

「浮気や不倫を助長する悪い友達」からも別れさせるには不適切な関係を助長したり、嫉妬や競争心を煽り立てる人物のいる友人グループでは、すでに浮気・不倫が蔓延している場合がほとんどです。同時に他のハラスメント(セクハラや飲酒強要・いじめ・職業や外見を馬鹿にする行為)が進行しているケースが多いことにも、弊社では注目しています。ターゲットの調査段階で「友人や職場の人間関係でストレスがある・縁を切りたい」という本音が飛び出してくることも、珍しくありません。

 

このような本音を引き出せた場合、ご相談者様に対しても自然にその気持ちを告白できるような関係を構築するのが望ましい、と考えております。

友人関係・職場の人間関係を大切にする人は「自分のいる環境にハラスメントが起きている」ということを認めようとしません。本当はどこかで理解しているのに、信頼できる本来のパートナーにすら告白出来ないのです。そこで弊社では、ご相談者様がパートナーの本音を引き出すためのアフターフォローをしております。良き友達としてお付き合いしている人物そのものが、不適切である。そうした反省のあとに、浮気や不倫に対する真の反省・二度としないという固い決意を引き出すことが必要です。

 

「人間関係からの別れさせ」にも適切なアクションを

不適切な関係を助長する・各種ハラスメント等の問題をしっかり認識しているにも関わらず、人間関係を断つことができない。やはりこういった場合があり、パートナーであるご相談者自身にとっても悩ましい問題です。ここでもやはり、我々のノウハウが必要となります。

こうした「問題のある友人関係・職場関係」には、隠された何らかの事情でパワーバランスが明確になっている例が数多くあります。金銭の貸借・過去に起こした不祥事や失敗を口外しない約束等です。あるいは、メンバー内の不倫・浮気を口外しない約束と引き換えに繋がっている、極めて複雑な人間関係すらあります。この場合、ご相談者様が1人で悩んでも「人間関係を清算させる」ことは出来ません。

 

こうした場合も、弊社ではご状況を伺い、パートナーとしてどのように働きかけをするべきかをアドバイスしております。

「あの友達がいる限り・あの職場の上司や同僚がいる限り、また浮気に走るだろう」そんな苦悩も包み隠さずお話しください。不倫・浮気の根本的原因にどう対処すべきか、ご相談者様に寄り添って考えます。